映画とドラマの感想が追い付かない件 Vol.4

あっという間に4月ですねー。

前回の投稿よりあまり増えていませんが、忘れそうなので…ライト感想とともに。

 

🎥私をくいとめて

 「あまちゃん」以来の能年玲奈ちゃん・橋本愛ちゃんの共演が観れるということで。

(「あまちゃん」は、放送時にアキちゃん、ユイちゃんと共に、私も夢を追いかけ走っていた時期で、青春の1ページのような作品で思い入れが強く、「のんちゃん」なのは分かった上で、敢えて今でも「能年玲奈ちゃん」と呼ばせていただきたく。)

想像以上にストーリーに引き込まれた!

"おひとりさま"を謳歌するヒロイン。今まではこういうの、「わからないなぁ」と思っていた(おひとりさまであることにスポットが充てられている作品にあまり興味が沸かなかった。それぞれ個々の趣味であったり好きなことを謳歌して生きているだけだと思っているので)けれど、この映画ではすごく共感ポイントがあったのが自分でも意外だったし、また、そういうアラサーの役を演じている能年ちゃんにもとても意外で、そしてとても良かった。

優しい先輩もよかったし、林遣都さん演じる相手役の男の子も良い子で。

(能年ちゃんよりも林さんの方が年下ってちょっと無理ないですか!?って思ったのは内緒…(笑)

橋本愛ちゃんの存在感も素晴らしかった。出番は少ないのにあんなに光るのは本当に凄いな…大好きな女優さんです。

丁度この作品を観た時期に大瀧詠一さんのサブスクが解禁したので、唇つんど尖らせて大瀧詠一ウィークを満喫しました。

 

 

📺大豆田とわ子と3人の元夫

文句なしに一番面白かった!

松たか子さんのコミカルなお芝居に笑いました。岡田将生の淹れたコーヒーに隠れて塩振りかけるところ、3回ぐらい繰り返してみた。(笑)

水口さん、いや松田龍平さん!あのぼぅっとしたお姿、やっぱり格好いい…!

どなたかのツイートでも見たんですが、坂元裕二さんの世界観らしく、私たちとはかけ離れた世界の、かけ離れた人々の人生が描かれていて、それを「ただ面白い」という感想だけで消費してよいものか…というのは少し考えてしまうところではあるものの、素直に面白いので、そこの感情は確かに私もぐらぐらしている。

とりあえず2話以降も視聴決定。

 

📺恋はdeepに

石原さとみちゃんと綾野剛さんのラブコメ!と聞いてからとーーっても楽しみにしていたんですが…ううううん、、、脱落しそうな感じ。

そもそも、「新番組予告」で2話分の映像を流す作品は…(てんてんてん)。

それだけ1話の中身が薄いんじゃん!?と、少しがっかり感が…。

石原さとみ×綾野剛という組み合わせ、私個人的に、平成のドラマでいうところの夏川結衣×豊川悦司とか、松嶋菜々子×福山雅治とか、財前直見×上川隆也レベルの尊さなんですが、(つまりハイパー美男美女の組み合わせ)作品からにじみ出る「はい!さとみとごうだよ!萌えるでしょ!綺麗な画でしょ!はいここスクショたーいむ!」みたいなくどさを感じてしまい、それもちょっと…(てんてんてん)でした。

また、さとみちゃん演じるヒロインの、人の話を遮って自分が話出すところや、自分の意見を押し通そうとするキャラクター性も苦手でした...。

ヒロインの秘密が、実は人魚姫かもしれない…?という展開は面白いのだけど、2話以降は見るかどうかわからないなぁ…。

 

📺スタアの恋

藤原紀香さん演じる大物女優と、ひょんなことから彼女の「恋人」になってしまった、草彅剛さん演じるごく普通のリーマンとの恋愛模様を描いた、ハートフルな作品。

藤原紀香さんは昔から大好きな女優さんです。

ネットでは「代表作はレオパレス(のCM)」なんて見かけますけど、とんでもない!

「ナオミ」も「危険な関係」も大好きだったし、なんといっても、私が初めて恋をした"宝塚のトップスター"は、大地真央さんでも、真矢みきさんでも、天海祐希さんでも姿月あさとさんでもなく、「愛と青春の宝塚」で藤原紀香さんが演じられた、"嶺野白雪"さんだしー!

裏表のないチャーミングさがとっても可愛くて、それでいてキリリとしたビジュアルのバランスが大好きな方。

そんな藤原紀香さん演じる大スター・桐島ヒカル子さんもとっても可愛くて、相手役を演じる草彅さんは、ここぞという場面で色っぽくて最高だった…!

脚本は中園ミホさん。明らかに「やまとなでしこ」の派生作品。

(そういや、「やまとなでしこ」のヒロインは"桜子"だもんね…!)
「本当の愛を知らない女」という設定は同じなんだけど、桜子さんは計算高いけど憎めさが可愛い女性で、ヒカル子さんは自分の意思とは関係なく大スターとして生きてきたゆえの純粋さが前面に押し出されているのがストレートに可愛くて。

男性側につく、わちゃわちゃした友人達+紅一点の構図も同じ。

(やまなで→西村雅彦、筧利夫、押尾学、森口瑤子

 スタアの恋→勝村政信、古田新太、筧敏夫、長谷川京子)

あと、静かにヒカル子さんの行く末を見守る宇梶剛士さんもとっても良かった…

相手への想いを伝えないまま、物理的に近くにいることを決めた男&両片思いに気が付いていない男が、同じひとりの女性について語る設定って、なんであんなに萌えるんでしょうかね…!

(私は恋愛ドラマにおける男女の在り方の基盤(ベース)が「お水の花道」なので、こういう設定がめちゃくちゃ好き)

いかにも ’00年代のフジテレビのドラマって感じの演出も楽しかったです。ショムニで育った世代なのでっ。

 

📺東京ラブ・シネマ

新年度が始まったのと、「私をくいとめて」からの大瀧詠一ブームに乗っかって。

数年前にスカパーの「江口洋介祭り」でやっていた録画したものをちゃんと整理できていないため、数話だけ掻い摘む程度で。

卯月晴子さんの人間像って、実は、本放送当時はとびっきり好き!なタイプではなくて。

明菜さんは面倒見とか人情味溢れる部分にスポットがあてられていたし、瑞子さんは等身大の姿(「年齢を重ねるごとにいい女でいなければならないと自分を必死に演じていた」)が好きだったけれど、晴子さんはその2人とは違い、そういうのもなく、何となく冷たいような、でもクールというわけでもない、何とも言えないような印象があったんだよね。

今見返してみると、きっと人に頼らず自分一人でキャリア武装で走ってきたタイプのひとで、それは同時に余裕のなさでもあるというか、後輩(坂本)への態度とか(これは坂本の態度もあるんだけど)、好きでこの仕事をやっているというよりかは、仕事に没頭することで過去の恋愛の傷を忘れようとしたり、仕事に追われることで寂しさを紛らわすタイプのひと、人生を充実していると思っていた人、という描かれ方なのでは、という分析に至る。笑

こう感じるのは、私が「14歳、中学2年生」から「31歳、OL」へと成長した明確な証なのだとしみじみする…と同時に、晴子さんには晴子さんなりの良いところがあるので、決して明菜さんの方が優しいとか、瑞子さんのほうがいい女、というわけでないということもはっきりと感じた。

意外と晴子さんみたいなのがリアルだったりするのでは、とも思うし。

年下の子に(私の場合は男女関わらずだけど)「すごいー!」っていうキラキラした目で向かって来られると、ちょっと嬉しいもんね。

にしても、あの深夜残業の多さはいまだとコンプラ違反だよ~とか、そういえば劇中で「晴子の休日」みたいなシーン全然出てこなかったな…とか。

ここで「ドリームチーム」優子さんの「私がどれだけ残業してきたか!」の台詞が効いてくるっていうね。(笑)

あと、モノトーンやネイビー系の落ち着いたスーツや、アクセサリーを殆ど身に着けないファッション、トレードマークのように長いウェービーヘア、透き通るような白いお肌、改めて見ると、晴子さんって、自分が美人なことちゃんと自覚してて、己の魅力だけで勝負するタイプじゃんー!みたいな。

 

 

🎼渡辺美里 スタジオライブ うたの木

Vo.:渡辺美里

Piano : 光田健一 Cello : 柏木広樹

セットリスト

 

🎼"SAVE LIVE MUSIC RETURNS"
上原ひろみ ~デュオ~ with 熊谷和徳

Twitterで宣伝を見て何となくチケットすぐ撮ってみたのだけど、素晴らしかったです。上原さんのピアノの音、やっぱり好きだし、「これが上原ひとみの音だ!」ってわかる自分も自分で凄く好き。(笑)

熊谷さんは初見だったのだけれど、上原さんと息の合ったタップ、お見事でした。

タップダンスの音ってすごく癖になりますね。孤高のパフォーマーって感じで、とっても格好良かったー!