orange pekoe
Best Album「SUN & MOON」Vinyl Release Live with OPs
2020/08/23 billboard live OSAKA
大好きな orange pekoe がビルボードLIVE大阪に来る！
新型コロナのことで、もうずっと大阪には行ってなかったので今回行くか正直迷ったんですが、感染予防対策をしっかりと取ってくださていることと、このリスクを背負って舞台に立つアーティストさんのことを思うと、思い切って行ってみてもいいかなと思い。
開演時間ギリギリに向かい、店内でもドリンク1杯だけ頂いて（流石に何も頂かないのも、お店に申し訳なく…）、終わった後も即退場して帰ってくる、という若干そわそわした感じで行ってきた。
orange pekoe（以下：オレペコ）は、私が中学生の頃に出会って以来、大好きなジャズ・アーティスト。一度は生の歌声を拝見したいと思っていたアーティストだった。まさか「今」だとは思いもよらなかったけれど…。結成10周年にリリースされた「SUN&MOON」のアナログ盤リリース記念ということで、代表曲も沢山歌ってくれました。奇跡的に最前列のお席もゲット！目の前にナガシマトモコさんと藤本一馬さんが…!生音が…！！！！！
vo.のナガシマトモコさんは、歌っているお姿とか動画でも拝見したことがなく、本当に今回初めて見たんですが、まさに「太陽でもお月様でもあるような人」でした。アップテンポなナンバーではカラッとした輝きを放ち、しっとりとしたバラードでは、夜空に明かりを灯すように歌われて。裸足で歌われていたのも、「全身で音楽を奏でる人」という感じが伝わってツボでした。
gu.の藤本さん、パンドメンバーの演奏も良かった！特にジャズドラム!最後に生で聴いたのはいつだっただろう…格好良すぎて、ソロの場面とかめちゃくちゃアツかった！燃えた！！
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ソワレ公演に行ったのだけど、会場の入りは2/3弱ぐらい。
離されたテーブル、全員が正面向き、マスク必須、会話厳禁…といった状況は、やはりピリピリしていたというか、「大丈夫かな…」みたいな不安な空気で包まれていたことは否めなくて。でも、その空気をオレペコさん・バンドの皆さんが見事に吹き飛ばして演奏してくれて。まるで、歌を聴いている間はコロナのことは忘れようぜって言ってくれているかのようで。
アーティストさん側だって、リスクを負っているのは私たちと同じ筈なのに、そこを全然「コロナ？何それ？？」という顔でパフォーマンスしてくださることに、「あぁ、これがプロの仕事なんだ」と、めちゃくちゃ胸にずしーんと響きました。
丁度、このLiveがある1週間ほど前に、姿月あさとさんのLive「THE PRAYER」が東京のbillboardで開催＆リモート配信され、関西在住の私はリモートチケットを購入して微力ながら支援させて頂いたのですが、「この時期に私たちが出来ることで推しを応援しよう！」なんて思っていた自分が、なんか、とてつもなく上から目線のように思えて、すごく恥ずかしくなっちゃった。「舞台に立ちたくても立てない推しのために、少しでも力になりたい」とか、勘違いも甚だしい、といいますか。
いつだって、今だって、推しの生活を支えているのはファンじゃない。推しがお仕事を通じて元気や感動を届けてくれることで、支えられているのは、私たちファンの方なのだ。
...で。
以前、ドラマ「美食探偵」の最終回の感想で、「コロナなんて存在していない世界」のように振舞う描写に違和感を覚えた、と書いたけれど、プロだからこそ、私たちに提供する側であるからこそ、私たちと同じ姿勢でいるわけにはいかないのだな、と思いました。（美食探偵の皆さん、あんなこと言ってすみませんでした…と、こんな一回の一般人のブログなんて読まれていないと思うけれど、きちんと謝らせてください。私が間違っていました～～～～m(__)m）
また、本来ならば、コロナなんてなければ、純粋にこの場を120％楽しめただろうに、この先、舞台を観るにも、Liveを観るにも、舞台挨拶に行くにも、ずっとこういう思いを抱えていかねばならないこと、それが「共存する」ことなのか？と思うと、本当にとんでもないことになってしまったんだな、、、と、なんともいえない気持ちです。
