劇場版名探偵コナン ハロウィンの花嫁

久々に映画のコナン。しかも劇場観賞です。

わざわざ映画館で見たコナン、過去に2度ぐらいしかなく
(1度目は、大好きなGARNET CROWが主題歌に起用されたとき、
 2度目は、大好きな天海祐希さんがゲスト声優だった回)

今回はたまたま、公開前に金ローでやっていた、「本庁の刑事恋物語」総集編をみたことがきっかけ。
私はコナンキャラでは妃英理先生が好きなので、Twitterでも少しだけその界隈はフォローさせていただいていて、高木刑事と佐藤刑事がカップルになってるのも何となく知ってはいたのだけど、今回私に衝撃を与えた人物がいました。

名前を松田陣平というのですが。

松田刑事と佐藤刑事の過去エピソードに胸を打たれてしまい、え、これは明日公開の映画観に行かなきゃなやつじゃん!と瞬時にチケット買いまして。自転車飛ばし向かった先は近所のイ〇ンシネマです。

 

[以下ネタバレ含む感想です(といっても忘れかけていますが)]

 

まず、見終わった後に一番に思ったことは、「今回、今までみた映画コナンの中で一番良かったかもしれない」でした。
正直、過去の劇場版全作見ているわけではないし、いつまでも初期の「時計仕掛けの摩天楼」や「14番目の標的」がお気に入りな私なのですが、近年の "から紅"、京極さんのやつ(タイトル失念)、そして "ゼロしこ" に比べ、断然良かったと思いました。
特に、ちょっと前にテレビ放送していた「ゼロの執行人」は、事件解決にあたりコナンの協力が必要だという理由から、公安警察が何の罪もない他人に罪を擦り付ける(毛利のおっちゃんを犯人に仕立て上げた)という、一番やっちゃいけないやつを繰り出していて、安室さんや赤井さんへの愛着も薄い私として、最近のコナン、倫理観大丈夫なの??とちょっと思っていたので、今回見事に挽回した感じがあった。

今回の「ハロ嫁」は、謎の集団(ウチ…なんとかジティ…なんだっけあの名前)の動機、犯人を取り巻くかつての警察学校の仲間、今を生きている大人、そして、コナンをはじめとする子供たち。それぞれの運命を見事に描かれてたなぁと。

安室さんが、首に爆弾つけられてるっていうのに、優雅にどこから持ってきたかわからんセレブな椅子に座ってワイン揺らしてる姿には、わざとか?と笑ってしまった。

警察学校組は、そのわけのわからない組名に、映画を見るまでは何となく寒いな…と思って敬遠しかかっていたのだけど、映画みたら見事に泣いてしまった...チョロいな…
彼らのチームワーク格好良すぎるし、なんといっても、みんな正義感あふれるやんちゃポリスで、ある意味最高のエリートじゃんて。
なのになんでみんな死んじまってるんだよ

唯一気になったところがあって、それは、高木刑事が松田陣平に何となく似ている、という設定で。
佐藤刑事、高木君を好きになったのは、陣平ちゃんに似てるからではないはずなんだけど、公式が似ている、という設定を繰り出すたびに、高木君のことを思うと少し胸がきゅっとなって、捜査の一環なんだけど、陣平ちゃんのふりしてウチ...なんとかジティに近づくとことか、少し切なかったな。
(しかし、あそこでカボチャ落として捕らわれた同僚の刑事の安否確認するとこ格好良かった)

また、これはきっと沢山の人が思ったと思うのだけど、今回のコナン君のハグ。
初期のお話で、コナンは真実で犯人を追い詰めたことで犯人が自ら命を落としたことがあり、今回はそこに繋がるような描写だったなと思った。
犯人の気持ちに寄り添うコナン君の姿、今までこんなことありましたっけ?って。
事件や推理をどこかゲームのように思っていたかつでのコナン(新一)ではない、人としての成長が描かれていて、短いシーンだったけど見せてくれてよかったなと思った。

最後、大人も子供も、日本人も外国人も、みんなで協力してテロ止めたのほんと泣いた…
撃たれた高木君が、それを言わずに一緒になって止めていたのも、
そのあと、佐藤さんの方に倒れこみ、重いって…と言われていたけど、
あれはマジで高木くん倒れてたんだね。
ドラマさながらの細かい描写に唸りました。

また、今回、音楽監督が今までと違う方が担当されたそうで、オープニングがかなり洒落ていて格好良かったので、サントラ買っちゃいました。

主題歌のBUMP OF CHICKEN「クロノスタシス」もかなり良かった。
全体的によくまとまっていたし、かなり完成度高かったと思う。

思わず次の週も見に行ったんですが、もう一回ぐらい見に行きたいかも。

(結局2回見に行きました。)