映画とドラマの感想が追い付かない件 Vol.6

こんにちは。ご無沙汰しております。
例によって、ライト感想集です。

 

🎥タワーリング・インフェルノ

WOWOWで放送していたのをツイートしていた方がいて、惹かれてU-NEXTで視聴。
高層ビルで未曾有の大規模火災が発生するというパニック映画。
1974年と、少し古い作品なのだけど、なんとCGなしで撮影しているらしい。(この頃にCGはまた使えないか)
ちゃんと突っ込みをいれさせていただくと、炎の燃え広がり方が薄いのでは?と思うシーンや、非常階段から逃げようとしているが、もっと煙たいのでは?とか、ラストの消火の仕方とか本当に?とかとか思ったけど、パニック映画といえば「タイタニック」しか知らなかったので中々の緊張感で、少し怖かったです。
(特に、ガラス張りのエレベーターで逃げようとする場面...無茶な、と思いながら、人の好いおばちゃんが、エレベーターから落っこちていったのはちょっとトラウマ。)

フレッド・アステアが出演していたらしい。(メモ)

 

🎥ポセイドン・アドベンチャー

完全に「タワーリング…」のあと、続けてスリルを味わいたくなり、同監督の作品です。(製作年はこっちが先)

今度は、豪華客船が天地ひっくり返って、沈みゆく船から無事生還できるのかという真逆の水害がテーマでした。
スリル度は「タワーリング...」の方が高かったけど、どうやって生還するのかな、というのはこっちの方もかなり気になって、最後まで目が離せませんでした。

主人公の牧師さんが、牧師らしかぬ乱暴な物言いのおっさん(笑)だったのが面白かった。
彼にとともに船からの脱出を目指す、一緒に生還を目指す人々、気の弱い本屋さんや、老夫婦、こっちも相当口の悪い刑事さんとか、キャラクターが個性豊かだったのだけど、段々助かる人がいなくなっていくのが見ていてかなり辛かったな…。

これを見たあとで、改めて「タイタニック」も見返したいな、と思いました。

 

🎥キャロル

ヅカ友に高確率でオススメされる1作。
なぜならば、主演のケイト・ブランシェットがとても美しいから!

ケイトもとても美しかったし、テレーズ役のルーニー・マーラにもとても惹かれたかな。
劇画はとにかくお洒落で可愛かった。

ケイトのゴージャスな綺麗さと、ルーニーの素朴な可愛さ。
こんなセレブなご婦人と知り合いになり、おうちに招待され、お友達になってと言われたら、とんでもなくドキドキしちゃうな、なんて思いながら。
LGBTなんて言葉はもちろんなく、何なら同姓を愛する人は罰せらるような時代。
あの時代の性的マイノリティの方の生きづらさを思うと、しんどいなと思うものの、私自身、同性愛者に理解はあれど、まだ "受け入れる"、というとこまではいっていない人種なので、二人が愛しあうようになるシーンは少し見ていてしんどかったです。

本当に映像がお洒落で綺麗だったのですが、一方で雰囲気映画という気もして、大学生とかでこの作品を見ていたらまた感じ方も違ったのかもな、とか。大学生したことないけど。

 

🎥ストーリー・オブ・ラブ

大好きな女優さん、ミシェル・ファイファーの作品。
実は、アマゾンプライムでミシェルファイファーの作品から、何を見ようかと何気なくこの作品の予告編を再生したら、なんと!あの「スチュワーデス刑事」の劇中で使われた音楽が流れてくるではありませんか!
マジで!?なんで!?とびっくりして、絶対に見なきゃ!と。

ブルース・ウィリス演じるベンと、ミシェル・ファイファー演じるケイティーは、恋愛結婚した夫婦なのだけど、子供が思春期を迎える頃、喧嘩が絶えず、離婚の危機に陥っている。
何とかして夫婦の仲を取り戻そうと、これまで、精神科医に相談してみたり、一度は互いに冷戦してみたり、幾度となく修復を試みてきたが、もうどうやっても無理なんだと悟った2人は、子供たちのサマーキャンプの2か月間を利用し、お試し別居生活を始める。

離れてみたら、互いのことが恋しくなり、会いたくなり、会えばぎこちなくも心を通わせ、やがてベッドへー…となるが、どうやっても根本的な二人の価値観の違いがネックとなり、またもや喧嘩になってしまう…という、ケンカップルのもっとこじらせ版、みたいな感じ。

それにしたって、ミシェルファイファーがずっと綺麗でさ…旦那のこと考えてぼーっとしてる表情とかめちゃくちゃ綺麗でさ…ちょっと、30代の頃の財前さんみがあるような気がするんですよね…。お顔立ちが圧倒的に好みです。
途中、フランスに旅行に行くシーンなんかもとびきり綺麗でした。
ちょっと、結婚したくなったな。もう一度見たい作品。

あ、テーマ曲はエリック・クラプトンの「I GET LOST」でした。


🎥恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ

同じく、ミシェルファイファー出演作。
安いラウンジでジャスピアノを演奏する売れないピアノデュオの兄弟が、ある日新しくボーカルシンガーを迎え入れることになり、そこへやってきた、めちゃくちゃ下品だが歌声は一流のスージー(ミシェル)と出会い、トリオとしてグループを立て直すというあらすじ。
ピアノデュオの兄弟は、演じてる役者さんも実際の兄弟だそうで。正反対のタイプだが、息がぴったりのアンサンブルを奏でる役がすごくハマっていた。
てっきり、兄弟がスージーを取り合う話かと思っていたら、兄の方には愛する妻と子供がおり、やりたくない仕事でも、生活のためにはやらねばならないという堅実派。
対する弟はフラフラしていて、やりたいことしかやらない、今の稼ぎでもなんとなく暮らせてるんだからOKじゃん、みたいな感じで、なんたって顔がイケメン、しかも女性に対しても必要以上に入り込まない「塩っ気」みたいなものがあり、これはめちゃくちゃモテるな??というタイプ。

スージーも二人とは仕事が終わったらスッと分かれるので、最初は変な感じにはならないのだけど、ある日兄が家族の病気のため家に帰ることになり、急遽弟とスージーのみでホテルのステージに立った日に、あらやだ、なんだかいい感じじゃない…

ミシェル・ファイファー、歌声がとても色っぽくてやばい!惚れる…
この作品のために、ジャズの特訓をされたそうです。実際にジャズ歌唱としてどうか、みたいな評価は色々あるようですが、ミシェルの歌声と、表現したい世界はすごく伝わる。そしてめちゃくちゃ好み。
聴いてると、自分がなんだかちょっといい女になれた気がします。

 

📺ストロベリー・ナイト

アマプラにて。映画かな?二時間スペシャル版?
丁度「QUIZ」が再放送していたタイミングで、クールな女性刑事ものにちょっと手を出してみたくなり。
実は、この手のドラマ、中谷美紀さんの「ケイゾク」(QUIZ以前の女性刑事ものとして)しか見ておらず、QUIZ以降でいえば、この作品と、篠原涼子さんの「アンフェア」も未見。(天海祐希さんの「BOSS」は見たけど、こちらはどちらかというと「陽」なのでちょっとタイプが違うかな。)

見たことない割に、人気作だったのは知っていて、竹内結子さん演じる姫川と、西島秀俊さん演じる菊田が切ない云々、みたいなことで、QUIZ同様二次創作もばんばん作られているのも知っていたので惹かれて見たものの、すみません、ちょっと私には刺さらなかったかな…。

竹内結子さん綺麗だし、演技も好きなのだけど、姫川さんってまだ若くて、なんだろう、あの若さが私的には余り好みじゃないというか、若きチームを引っ張るリーダーなのであれば、私は元気で明るい竹内さんの方が好きかもしれなかったな。
姫川の、黒のスーツ、黒のストレートロングヘアに、真っ赤なエルメスのバーキンを身に着けるというスタイルも、ちょっとな、前時代的というか、リアルタイムで見てたらもしかしたら気にならなかったのかもしれないけれど、ちょっと狙ってる感があって。

姫川さん、自身の過去に受けた傷から、自分に恋愛なんて、という思いはあるのだろうけど、それを分かっていて何も言わずに見つめている菊田も、あと途中で大沢たかおが出てきて、なんやらかんやらで姫川とたかおさんが一線を越えるのだけど、それを遠くから見てる菊田のシーンも、切ない、の4文字なのは確かなのだけど、きゅんきゅんする、という感じでもなくて。
プラトニックな関係だとめちゃくちゃ盛り上がるんですが(お互い惹かれあっていて、自然に息が合うが、何かの事情がひっかかって思いを言葉にすることができない、みたいな。いや、姫川さんと菊田さんも、十分そうなんでしょうが。)、この2時間版で姫川と菊田の関係性にハマったらドラマ版も見ようと思っていたけれど、思ったほどではなかったのでいいかな。ふつう逆だよね。ドラマから入ってハマってからこっちをみるべきだよね。
でもストーリーは面白かったです。
竹内結子さん、もうこの世にいないだなんて、いまだに信じられないな。

 

📺感染列島

妻夫木聡と、タンリ―…いえ、檀れいさん主演の、ちょっと時期ズレてしまったが、これは見ておいたほうがいいのかな、と思って見始めたけれど、途中で脱落しちゃった。
あんまりおもしろくなかったかも…

 

📺Fukushima 50 

東日本大震災時の原発事故の際に、現場に残り懸命に作業してくださった作業員の皆様に敬意を表したいです。
ただ、作品自体は、何が言いたいの?という感じは正直ありました。
総理が自ら福島に行くからまだ作業するな、みたいな場面で、現地の作業員と意見が衝突して云々という場面は賛否あったと思うのですが、あの場面は必要だった意味って、やっぱり当時の政治批判だったのでしょうかね。

ドキュメンタリー映画だと思ってたらそうではなかったのと、まだあれから10年とはいえ、やはりまだ人々の記憶に鮮明に残ってる出来事で、出演者がみな有名人揃いだったのが、この作品はフィクションである、ということを強く押し出してくれていて、ちょっとそこは救いだったかも。
(本当にドキュメンタリー映画だったり、無名の方を沢山起用してリアリティを追求されると、それはそれで見ていて辛かったかもしれない)